昭和大学歯学部 小児成育歯科学講座

ご挨拶

最近、子どものむし歯は全体的には減少してきましたが、なかには重症なむし歯のお子さんもみられます。

昨今のむし歯発生の背景には、食内容や歯みがきの問題ばかりでなく、子どもの日常生活習慣(生活リズム)の問題が関連していることも多く、保護者の方自身の気づきがないと問題が解決できない場合があります。少子化の進むなかで、子育てもなかなか大変な時代になってきました。私ども小児歯科では、その大変さを分け合いながら、子ども達の“口を通じた健康のサポ−ト”をしていきたいと思っています。

小児成育歯科のいう名称も、妊娠期から小児期を通じて子どもの成長発育を見守り支えるとともに、思春期から成人して次世代を育てるまでの維続的な支援をめざしてつけられたものです。むし歯の治療や予防ばかりでなく、歯の生え方や歯ならびの相談をはじめとして、口の癖(指しゃぶりなど)や食べ方の問題なども気軽にご相談ください。

また、全身疾患や障害、アレルギーのあるお子さんの診療にあたっては、歯科病院の各科や医学部の小児科と連携をとり、安全で確実な治療を行うよう努めています。子ども達の健やかな未来を支えるために、保護者の方々と協力しあえる外来づくりをめざしております。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。