昭和大学歯学部 小児成育歯科学講座

診療方針

診療体制

小児歯科は、昭和歯科病院4階にあり、文字通り「子どものための診療」を行う科です。
当科では原則的に保護者の方にもお子さまと一緒に診療室に入っていただき、お子さまのお口の状況やお手入れの方法を確認していただいております。

お子さまの治療は基本、平日午前中をご案内しております。これは、お昼すぎや午後のお時間になりますと、やはり眠気や疲れで治療に対し協力が得られにくいことが多いためです。また土曜日は大変混みやすく、お約束がとりにくかったり、長時間お待ちいただく可能性が高くなっております。お子さまの負担を考慮し、平日午前中の受診をお勧めいたします。

治療方針

むし歯の治療

初期のむし歯から歯の神経や根の先端にまでおよぶ大きなむし歯など、状態に応じた対応と治療をおこなっています。
治療の際は、お子さまの年齢やむし歯のなりやすさを考慮し治療計画を立て、診療をおこなっています。
また、担当医と保護者の方およびお子さまとのコミュニケーションをはかり、信頼関係を築くように努めています。

外傷歯(ケガをした歯)の治療

転倒や衝突などで歯をケガした場合、早急な処置が必要な場合があります。
以下のような症状がある場合にはすみやかに来院されることをおすすめします。

  • 歯が欠けた
  • 位置が変わっている
  • グラグラと動いている
  • 神経が出ている
  • 完全に抜け落ちてしまった
  • お口からの出血がある
  • 歯が変色している
  • 痛みが強くある

また、頭をぶつけて頭痛や吐き気など気分が悪い場合は、先に大きな病院(脳神経外科)などで診察を受けてください。

歯ならび・かみ合わせの相談

子どもの歯から大人の歯のはえかわりの時期までの歯ならびやかみ合わせの相談や予防的対応をおこなっています。

  • 子どもの歯がケガやむし歯などで早く抜けてしまった
  • 大人の歯の生え方が気になる
  • 大人の歯が生えてこない
  • 大人の歯の生える隙間がない

など、お子さまの歯ならびが気になる場合はご相談ください。

全身麻酔下での集中歯科治療

障がいや全身疾患により、診療室での治療が困難なお子さまに対して、歯科麻酔科と連携して全身麻酔下にて治療をおこなっています。その際には、事前にお体が全身麻酔を行える状態なのか検査をおこない調べる必要がありますので、いらしていただいた日にすぐ全身麻酔がおこなえるわけではありません。詳しくはお問い合わせください。